お客様から・・・JET壊しちゃった

と・・・1本の電話が・・・
アンカーロープを吸い込んで ロープは全部除去したけど
5~60㌔しかスピードがでなくなった

修理依頼が入りました。
早速、持ち込まれたJETに潜り ポンプ周りの点検。

よく見ると・・・小さな破片がペラに挟まっている。
恐らくロープとは無関係で偶然同時に吸ったのでは・・・

ボールペンと比較すると・・・
以前にもこれより小さなプラスチック片が挟まったことがあるが
みなさん、こんな小さなもので・・・
と・・・驚かれるが、充分走らなくなります。
場合によっては、船体全体に振動がでて
デッキにのせてる足裏がくすぐったいくらい・・・
キャビテーションって、ポンプ内でペラが水を切れなくなり
泡立ってしまう事なんだけど・・・
症状はゆっくり走り出すと普通に進む
いきなりアクセルを開けると JETが一向に進まない
(歩く速度より遅い場合も多々あり)
引っ張りもの等 負荷をかけると進まない
などなど・・・・
こんな時にバンバンとアクセルをふかすと
必ず、エンジンがオーバーヒートしますから
そんな症状が現れたら 真っ先にポンプ内の確認。
7~8キロ以内の速度で仲間に曳航してもらい・・・
安全を確保して(テザーコードを抜く、スイッチOFF等)
トレーラーに乗せて、下から後ろから覗いて・・・
石噛み、ペラの曲がり 摩耗、ロープなど異物の噛みこみ
ライトをあててくまなく探してみよう

スコープゲートなど外した場合は必ずボルトに
ネジロック剤を塗布して・・・
後でボルトが緩んで外れたり・・・
ボルトの隙間に塩噛みして 次回ボルトが折れたりするので
要注意
By てんちょ
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